2007年06月

大和の伝統野菜にふれて

 私はよく奈良の農家の方々と一緒に農作業や農業のお話を聞く機会があります。昔の貴重なお話から、農業のあっと驚く仕組みや技術までお話を聞くたびに、得心になります。
 そんな中、必ずといっていいほど、お話を聞き終わると、両手いっぱいの自家製のお野菜を頂くことが多いのです。それは普段、見慣れているお野菜から、見たことのないお野菜まで幅広く頂きます。食いしん坊な私はとてもうれしいのですが、伺うたびに頂いては恐縮しっぱなしになります。

 そんなある時、私はふと考えました。なぜ、こんなにも、いってみれば、縁も所縁もない私にお野菜をくれるのかな、と。そして、そこには私なりの答えが見えてきました。
 ごくごく当たり前のことですが、毎日しっかりと食べてこそ、いろいろなことを考えたり、体を動かしてして活動したりして、心身ともに成長していくことができます。食べ物を作るということは、そういった「基」を作ることといっても過言ではないと思います。心身を成長させる基になるのが、食べ物の本質だと思うのです。そう考えると、野菜を頂くという中に、「がんばって、大きくなってね」という期待、希望、優しさが込められている気がするのです。

 大和の伝統野菜は「家族で作って、家族で食べる野菜」といわれています。あくまで、自分たちが食べる、そして、自分たちの家族のために作る野菜なのです。家族のために作る野菜には、食べてもらう人への深い想いがあると思うのです。
 今、全国に伝統野菜と呼ばれる野菜が数多く存在しています。今でこそ伝統野菜と呼ばれて、普通の野菜と区別されているような言い方ですが、その実は土地に根ざして長年作られてきた「普通」の野菜のことです。伝統野菜と呼ばれる野菜は、その種類がめずらしいのではなくて、日々の生活の中で、育まれる食べる人への想いが、より顕著に感じる野菜かなと、大和の伝統野菜に触れて思うこの頃です。

『なら食』研究会副代表 
片上 敏喜

<醤油・お茶の「おいしい」保存の仕方>

* 醤油は時間がたつとともに色が濃くなり、風味も落ちてきます。
 保存においては、直射日光を避け、なるべく涼しいところに置くなど注意が必要です。
 開栓後は空気に触れることで酸化が進むため、家庭で保存する場合には、冷蔵庫にしまうのが最適です。
 冷蔵庫に保管してある容器から、使いきるぶんだけ小型の容器に移し替えて使用し、規定の賞味期限内に食べきったほうがよいでしょう。  
 
 基本的に長期保存しても酸敗・腐敗しにくいものですが、保存法に気をつけた上で、一ヵ月くらいで使い切るのが理想的です。
                     (「しょうゆおいしいはなし」より抜粋)                                                                         


* お茶は湿度・温度・酸化・光により変質します。
 30℃以上になると変質が大きいので冷蔵庫に入れておくのが望ましいですが、冷蔵庫の移り香には気をつけ、
 常温に戻してから開封してください☆      

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