<原料に脱脂加工大豆と大豆が書いてあります。どこが違うのでしょうか> 
 第2次世界大戦の前後より、大豆の中に含まれる約20%の油脂分をあらかじめ取り除く「脱脂加工大豆」を使うようになりました。しかし丸の大豆を使った醤油に比べ、コクとまろやかさはなくなったのです。

 「脱脂加工大豆」は安全であるとは云われていますが、油脂分をあらかじめ取り除く際、ヘキ酸を使うことへの不安があります。
 丸大豆に含まれる油脂分は醸造中にグリセリンに変わり、このグリセリンが上品な甘味をつくり、醤油の味にまろやかさを与えます。そこで昨今は消費者のニーズに応えるため、丸大豆のみを使った「丸大豆しょうゆ」が作られています。

 醤油に使われる大豆は「脱脂加工大豆」として15万5千t(丸大豆に換算すると19万2千t)「丸大豆」として3万2千t、合計22万4千tとなります。このうち国産の丸大豆はわずかに500tで醤油に使われる大豆全体の0.2%にしかすぎません。
 国産大豆の収穫量が年間23万tと余りにも少ないのです。大豆の収穫量が増えるよう消費者も声を上げ、丸大豆のみを使った「丸大豆しょうゆ」がもっと手軽に入手できるようにしたいものです。

<ラベル表示を確認しましょう> 
 国産大豆を使用した場合、一括表示欄に「大豆(国産100%)」などと表示することになっています。国産大豆100%使用の場合は%表示は省略することができます。
醤油には、遺伝子組換え原料の表示義務はありません。つまり遺伝子組換えかどうかは任意なのです。ただし国産の大豆は遺伝子組換えは認められておりません。