料理の素材と同様に四季に応じて器合わせの文化をもっている日本。
 器は料理を飾るキャンパスです。そこで今回は奈良の伝統工芸である赤膚焼の窯元を訪れました。また「ひしお(発酵塩蔵物)」のひとつでもある「柿の葉ずし」の体験も行いました☆


赤膚←赤膚焼きの窯元の番頭さんにお話を頂きました☆とても流暢な語りです☆










赤膚のぼり窯←江戸時代に作られた登り窯です☆








赤膚絵付け←参加者みんなで絵付けも行いました☆









柿の葉ずし←続いて、柿の葉ずしについての奈良における食の歴史を学びました☆









ここで、おすしの歴史を紹介します☆

●弥生時代
「なれずし」が中国から伝来
*「なれずし」とは・・・万葉時代の人々も食べていたという「なれずし」。塩漬けにした魚をご飯とともに、時間をかけてゆっくり発酵させたもので、にぎりずしのルーツとされている。ご飯を洗い落として食べます。

●奈良・平安・鎌倉時代
「なれずし」が中心
※奈良時代 718年「養老律令」 平安時代の法令集「延喜式」にすしの記述登場

●室町から安土へ
「なれずし」 「生成」(なまなれ) 「飯ずし」(いいずし)
*ご飯ごと食べられるようになった。
「こけらずし」 「押しずし」「箱ずし」へと発展

●江戸時代
前期は「生成」が主流だったが、“お酢を使ったすし”も誕生
後期(文化・文政年間)に「握りずし」の誕生

●明治以後
「握りずし」が、日本中に広がりました。


柿の葉ずし←そして、実際に柿の葉ずしづくりを体験しました☆そして…










柿の葉ずし←完成です☆涼しいところに一日ほど寝かせておくと乳酸発酵がすすんで美味しくなります☆










 また二つ、奈良に関する食の文化の学びが深まった一日でした☆
 

<NPO『なら食』研究会の奈良の『食』発見ツアーとは>   
 奈良は「食のはじまり」であり心ふるえる歴史の感動がいくつもあります。
 しかし、奈良の「食」は点在しています。そこでNPO『なら食』研究会は常に生産者と消費者との間に立ちながら、「点」を「線」で結ぶ奈良の『食』発見ツアーという活動を行っています。
 この活動は、消費者は「地域の食」や「食文化」また生産者に対する理解を促進し、食とは何か、食の安全安心とは何かを自ら学んで頂き、また生産者は消費者ひとりひとりに目をむけるきっかけを学ぶなど互いに情報を交換する場を提供できると考えています。 
 今以上に奈良を身近に感じてもらえるような観光をかねた学習型ツアーと位置付け、行うツアーが奈良の『食』発見ツアーであります。