2009年02月

『なら食』研究会 会員コラム 「食の着物」

 奈良から他府県にいる友人や知人に会いに行く時、やはり奈良のおみやげ物をもって伺ういたいものです。なにがいいかなぁといろいろと選ぶ時間も友人を訪ねに行く楽しみの一つ。その折、奈良らしいおみやげを選ぶと同時に、そのおみやげを何に包んで渡そうかなと考えます。

 できるだけ、選んだ我が子ともいうべき、我が手土産を綺麗にみてもらえたら嬉しいと思っていろいろと考えます。その中で、経験的に風呂敷で包んでもっていった時が喜ばれるような気がします。風呂敷からお土産を出して、贈答の所作に則り、お渡しすると、例え中身が相手にとってあまり欲しい物でない場合でも、とても素敵な顔で受け取ってくれるように思うのです。

 贈り物、お土産もの選びというのはとても難しくて、相手のことを思って選んでも、必ずしも相手の望んでいるものを渡すことができるかわかりません。だけど、風呂敷からの一連の所作があることで、もし、相手にそぐわないかもしれない手土産も、フィルターのような役割を果たして「ろ過」され、相手に優しく渡せる効果があるのかなぁと思うのです。
 人に贈り物を渡すとき、中身そのものもとても大切ですが、トータルとして大事だなぁと思います。

風呂敷






(写真:日本風呂敷協会「様々な風呂敷の包み方」:http://www.japan-furoshiki.jp/culture.html)



※『なら食』研究会会員コラムは、当会員が奈良を中心として、食と様々な事象を紡ぎ発信したものをネット上で発信してゆくコーナーです☆


ひしおの会−ひしおの試醸経過とイベントのご案内−

 本日は『なら食』研究会が主体的に関わっている「ひしおの会」の会合に参加しました。

ひしおの会←着々と進行している古代ひしおの試醸のチェックをみんなで行っています☆










 そして、現在、試醸しているひしおを奈良県内外の皆様にお知り頂き、そしてご意見を頂いて奈良の古代ひしおをよりよく醸造していくために、ひしおのPRと試食会を行わせて頂くことになりました☆

【古代ひしおのPRと試食会のご案内】 
 日時:2009年3月14日(土) 12時〜20時
 場所:奈良県庁前広場
 イベント名:奈良2010年塾「舞(My)千三百年祭」
 
 当日は、修二会のお水取りも行われる日なので、奈良をぜひ五感で楽しんで頂ければ幸いです☆どうぞお待ちしております☆

第8回奈良の『食』発見ツアー −かど干しの三輪素麺と奈良の焼酎、味醂−

 いよいよ立春。待ち望んでいた春の到来です。とはいっても、これは「暦の上」でのこと。まだまだ草木は枯れ、水もあちこち涸れた姿のみえる今日この頃です。
 さて今回は11月〜3月の極寒期に製造される、今日では珍しい素麺のかど干し(天日干し)、また“奈良県唯一”といわれる「焼酎」「味醂」を取り上げました。これらは冬の寒い時期に生産のピークを迎え、寒さが美味しさをもたらすものです。

かど干し←素麺のかど干しです☆今は少なくなってきた三輪の食の風景ですが、奈良の『食』発見ツアーを通じて見させて頂けることができました☆









素麺←素麺同士が着かないように長い箸でさばきながら、素麺を引き伸ばしていきます☆その手さばきはとても綺麗です☆







Image860←奈良の『食』発見ツアー参加者の皆様が熱心に見学されております☆








素麺←工場にも入らせて頂き、3代目、4代目のおもし(素麺師)さんをはじめとして、従業員の方々からいろいろと素麺についてのお話を伺いました☆内容は、奈良の『食』発見ツアー参加者の特典なのでここでは秘密です(笑)。






 昼食は奈良県田原本で店主自らが作られたお野菜を中心としたお料理です。懐石料理の道で30年修業を積まれた店主の腕と、広々とした空間でのお食事をお楽しみます☆

お昼ごはん←店主から食材、料理についてのお話を伺いました☆








お昼ごはん←奈良のお野菜をふんだんに使用したお料理です☆









 お昼ごはんをしっかりと頂いた後は、奈良県で数少ない味醂造りと唯一の焼酎造りを行っている蔵に足を運びました。

みりん、焼酎←お邪魔致します☆












みりん、焼酎←奈良県酒造組合の会長を歴任された当主から、奈良の味醂・焼酎についてお話を伺いました☆例によってその内容は奈良の『食』発見ツアー参加者の特典なので、ここでは秘密です(笑)








みりん、焼酎←琥珀色の奈良県産みりんです☆












みりん、焼酎←奈良県で唯一の焼酎醸造蔵の蒸留器です☆










 奈良の『食』発見ツアー参加者、奈良の食産業の方々、双方によって今回も奈良の食の伝統を肌で感じる奈良の『食』発見ツアーになりました☆また次回もお楽しみに☆

<NPO『なら食』研究会の奈良の『食』発見ツアーとは>   
 奈良は「食のはじまり」であり心ふるえる歴史の感動がいくつもあります。
 しかし、奈良の「食」は点在しています。そこでNPO『なら食』研究会は常に生産者と消費者との間に立ちながら、「点」を「線」で結ぶ奈良の『食』発見ツアーという活動を行っています。
 この活動は、消費者は「地域の食」や「食文化」また生産者に対する理解を促進し、食とは何か、食の安全安心とは何かを自ら学んで頂き、また生産者は消費者ひとりひとりに目をむけるきっかけを学ぶなど互いに情報を交換する場を提供できると考えています。 
 今以上に奈良を身近に感じてもらえるような観光をかねた学習型ツアーと位置付け、行うツアーが奈良の『食』発見ツアーであります。

『なら食』研究会 会員コラム 「柿酢」

 「柿酢(かきす)」という果実酢をご存じですか?
 新鮮な柿のみをじっくりと発酵させた 一滴一滴が柿そのものの。まさに奈良をイメージさせます。柿酢には、人体に必要な必須アミノ酸が大量に含まれています。果実酢の人気が高まり、その中でも柿を発酵させて作られる「柿酢」は柿がお酢になりやすい性質をもっていることなどから、かなり昔から作られている果実酢です。
 疲れている時、体内ではエネルギーのもとのグリコーゲンが少なくなっている状態にありますが、酢は糖分をグリコーゲンに変え、疲労回復に役立ちます。

【ちょっと一レシピ:柿のデザートジュースの作り方】 
柿1個(タネなし)+ヨーグルト(1カップ)
ミキサーにかけデザート感覚のジュースを作れます。一度お試しください☆

※『なら食』研究会会員コラムは、当会員が奈良を中心として、食と様々な事象を紡ぎ発信したものをネット上で発信してゆくコーナーです☆
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