本日、第15回目となる奈良の『食』発見ツアーを開催いたしました☆
 第15回目は、奈良市月ヶ瀬村の鳥梅と田原本町の西瓜の種子に関するツアーを行いました。

 月ヶ瀬の烏梅は、紅花染め用や紅用に生産されてきた歴史を持っています。元弘の乱(1331年)の際に笠置から後醍醐天皇が落ち延びてきたときに、女官の一部が月ヶ瀬方面に逃げ、その一人姫若(また姫宮、園生姫)が滞留し、世話になった礼として烏梅の製法を教えたといわれています。また前田利家が浪々の身の折り、この地を訪れて天神社境内に多くの梅の実が落ちているさまを見て烏梅を作り、京都に送ったのに始まるともいわれます。
 明和年間(1764〜1771年)から月ヶ瀬の梅林が紀行文に賞賛され始め、人々は林間の渓谷や空き地を利用して梅の木を植え、烏梅を生産して主な収入源とするようになりました。

Image7225←そうした鳥梅づくりを見学させて頂きました。









Image7232←梅にすすをかけて、









Image7233←ふっていきます。









Image7235←色づいてきます。










Image7262←移し替えて、










Image7253←丁寧に並べて、










Image7242←燻していきます。










Image7273←お手伝いをさせて頂きました☆










Image7267←そして、じっくりと燻します。









Image7277←当日は、あいにくの雨でしたが、天日で干して完成です。










Image7278←中に鳥梅が☆








 鳥梅づくりは、日本が世界に誇れる伝統産業ですが、明治以降安価な化学染料が輸入されるに及び、需要は激減し急速に衰退していき、第二次世界大戦前までは、関わる家族がまだ数件残っていましたが、戦後は1軒のみとなりました。今回のツアーでは、その1軒にお伺いさせて頂き、貴重なお話、ご見学をさせて頂きました。



Image7279←お昼ごはんは、月ヶ瀬で丹精こめて作った手づくり豆腐が名物のお店で美味しく頂きました☆






 昼食後は、優れたスイカ・メロン品種の育成・品種や栽培技術の改良を行い、全国のスイカ・メロン産地へ種子を安定供給し、生産者に対する技術支援を行うなど、総合的なサポートも行っている田原本町の種子会社に訪れました。


Image7289←西瓜の歴史、奈良における西瓜の歴史的経緯等のお話をお聞きさせて頂きました。







Image7290←西瓜がずらっと並んでいます☆











Image7298←現場でお話を伺いました。









Image7307←西瓜の試食もさせて頂きました☆










 奈良の食産業の新たな一面をいろいろと学ぶことができた第15回奈良の『食』発見ツアーでした☆

 今後もまたこうしたツアーを企画していきますので、ご興味のある方は、narasyoku@hotmail.co.jp までご連絡下さいませ☆